思い当たる場所をあげて、 まず屋上へ行くことにした。 ……ドンピシャ。 しかし、そこには 目を腫らした由姫がいた。 …泣いたのか? こいつが? 今まで4年の付き合いの中で こいつが泣いてるとこなんか見たことが無かった。 ましてや、いつも喧嘩してて気の強いこいつが、泣いてる姿なんて想像もできない。 ……そんな由姫が、急に愛しくなって、振られたということも忘れ、抱き締めていた。