いつもの調子で適当に答えて席に着いた。 一番廊下側の俺の席から、全開の窓から三年の校舎がばっちり見えた。 恐らく保健室へ行くであろう由姫が通る渡り廊下も見えた。 そしたら、スキップしながら渡り廊下を渡る由姫の姿が見えた。 そんな由姫に思わず笑みがこぼれた。