―――――――――― 「はぁ……。」 ひとしきり泣いたところで ため息をついた。 泣くのって疲れるんや。 今まで泣くことなんて 滅多になかったから、初めて知った。 ふと瞼を触ると、腫れてる気がした。 鏡ほしいなぁ。 今自分どんな顔してるんやろ。 …ははっ。 想像してみて、心のなかで笑う。 キーンコーンカーンコーン――… チャイムが鳴った。 そういや学校やったわ。