その夜。訳もわからず
 
  未月にメールした。

『私の好きな人にあっちゃった!!』



私の好きな人は未月を愛した人だった。


『誰??』
未月からのメールに私は即答した。

『水野 秀多くん!!!』

『秀多??』

未月の返信に違和感を感じた。

『どうかした????』


『なんでもない♪』

なんでもないはずがない。そう思ってメールを返した。

『ねぇ・・未月・・。隠し事はなしだよ・・。?』

怖かった。なんて返ってくるのか?って・・。

『美緒・・ゴメンね・・。秀多・・私の・・元彼なんだ・・・』

        え?

心臓はドクン、ドクンと大きく動く。

『ぅん・・・。』

涙が止まらない。その涙を私も止めようとはしなかった。

『修学旅行の夜に・・告白したんだ・・。』

『なんて???返事はなんて??』