そうか?と言いながら、私を見た工藤君は口をおもいっきりキュッと結んでモゴモゴ。



「ぐっ…笑いたきゃ笑えばいいじゃん!!」


「…いや………ぶっ!」



我慢される方が余計ムカツクんですけど!


とにかく、こんなにすっぱいレモンあめを食べたのは初めてで、まだしわは鼻に寄ったまま。


でも、工藤君は本当に平気そうに食べている。



「なぁ……そんなにすっぱいか!?」


「すっぱいよ!少し慣れてきたけど」


「フッ…お前、昨日のやつおもいっきり考えてみたのかよ」


「あ、おもいっきりは……でも、ちょっと考えてみた」


「ふーん。聞いてやるよ」



聞いてやるだぁぁ!?またニヤッと笑ってるし!