「お前のメイクとか頭する人って、どっち?」


「えっ、どっちって……」



見上げると、今度は工藤君が目を逸らした。



おっ!?コレってコレってっ!?



「知りたい??」



ニコニコしながら聞くと、工藤君はチラッと私を見て、小さく、おぉ…と呟いた。



あっ、照れてるーー!




「…女の人だろ」


「ん?カッコいい人だよ!」



ジロッと私を見てた工藤君が目を丸くする。



「それでね、凄く優しくて、綺麗なお姉さんっ!」


「…お前、カッコいいってのはワザとだろ」


「気になってたの?」


「あ゛?」