も・もう、ダメだ…。



ルーは自分の太ももを叩いて、膝を立てて小さくうずくまってしまった。



…ルー、ゴメン。
本当に、ゴメンな。



「あははは!!」



俺は腹を抱えて、ゴロンとその場に寝転んだ。



「あっ!ちょっと工藤君っ…!!」



…は・腹は痛てぇし、なんか笑いすぎて涙まで出てくる。



「ねーぇ!工藤ー君ー!」



叫びながら腕を揺すってきたルーの膝を俺は、笑いながら軽く叩いた。



「ル・ルー!可愛いから気にすんな!」


「どこがっ!!…ほらっ!工藤君っ、起きて…っ!」




……は?どこが?


俺は、両手で掴まれた腕を力強く引っ張り返した。



「ぅわっ!」



そして、膝立ちをしてて、倒れてきそうになったルーを受けとめ、ルーを見上げる…。