「お前が悪い」


「だっ・だって……」



最後のページに何かがあるのは解る。


でも、言ってくんねぇなら……



「見るぞ?」


「ああ!ま・待って!」



ファイルをワザと開こうとしたら、ルーがファイルを押さえ込んできた。



「…だって…これは聞いてないんだもん…!」


「聞いてねぇって、撮ったから載ってるんだろ?」



するとルーは、目を伏せながら首を横に振った。



「…撮られてた、って事か?」



自分の声が冷めていくのが解る。



「でもっ!お兄ちゃんがOK出したから……。もうっ!!工藤君のせいだっ!!」



は?俺っ!!?