「3回ですけどっ!?」



今にも吹き出しそうに口をモゴモゴさせて、覗き込んできた工藤君にムッとしながら言うと



「それも、ムキになって。んで1匹も取れず。…ざ・残念だったな〜」



またまたまたまた、口元を覆って目を細めて笑いだした。



……こ・こんな屈辱、初めて。


工藤君は悪魔だ。
いやっ!!悪魔と鬼が混ざってる。


頭に角が生えてて…背中からは黒い大きな羽が……


うぅっ。



「おい、ガキんちょ」



………その笑顔、ズルイ…。


ニッと明るい笑顔を見せながら覗き込んできた。