「ねぇ…優とぉ喧嘩でもした?」


「え?」



お昼休み。朱里と屋上に居ると、クラスの女の子2人に声を掛けられた。

前、工藤君と仲良いからって色々言ってきた、その2人。


朱里も意外だったのか口がポカーンと開いている。



「…ぃ・いや、喧嘩はしてないけど…」


「本当?でも、今日は話してないよね」


「まぁ…そんな日もあるよ!」


凄く心配そうに聞いてきたので、少し笑って答えた。
でも、もう1人が、でも……と



「話してないと、何か変な感じで……見てると、相沢さんと優ってウケるから♪」



……な・何て言えばいんだろ…



頭の中をフル回転させてると、2人はニコッ笑って、じゃ〜ね〜と屋上を出ていった。