「じゃ……残りの二人は?」


これはさーっぱりわかんねーっすよ。
そりゃ、並はずれた霊感はあるにしても。

この人ですよーみたいなマーカーが頭についているわけでもなし。

そんな便利アイコンついてくれりゃ、悪魔探しも楽できんのにな―なんて。



オレのこの能力ってほんと、使えねー。



「おまえの近くにいる」


ミカエル様が答える。


オレの近く? 近く。 近くぅ~。


わからん。

徹底的にわからんー!!


あっ。
上質っつーくらいだからな。


「私のことだと言ったらその舌先を切り落としてやる」



ヒィィィッッッ!!

ストップ、オレ!!

絶対に言うな!!