いつもの自信過剰な真琴先輩はそこにはいなかった



『愛斗…お前は…葵ちゃんが好きなの』


そう最後に聞かれて


『あり得ないよ』



嘘を着いた



真琴先輩に嘘を付いたのは多分始めてで

でも言えなかった


真琴先輩は水無月先輩の親友だからきっと俺が『好き』だと言えば先輩が困る



それに誰にも言わないと決めたから



先輩が曲にたくしたように俺は歌に託す


そう決めたんだ




霜月への伝えれない思いを俺は俺の出来ることでしていこうと



『まぁ…愛斗が思う様にしたらいいよ…俺は何も言えない』


そう言いまた何時もの真琴先輩に戻った



その後もいくらか先輩と話した



先輩が幼なじみを思う気持ちは痛いほど伝わり



少しだけ真琴先輩が近くに感じれた



『愛斗…絶対後悔はさせないから…俺に着いてきてな』



なんて最後には強気の先輩に戻ってるし


『はい…頑張りましょうね…俺先輩となら絶対後悔しませんから』


俺まで熱く語ってしまった