数分後



完璧に決まった格好

スタジオには裕季の姿があった


『久しぶり…元気だったか?』



『なんでいんの?』

『まぁまぁ気にせずに楽しもうぜ』



『おい答えになってねぇゃ』


怒る俺に裕季はニコニコ笑いながら言い俺の横に立った



そしてカメラを指さして言う



『さぁ笑ってください最高のカメラマンが居ますから』


そういわれてカメラの方の視線を移すとそこには葵が居た


『なんで』


呟く俺に裕季はまた笑いながら言う


『いつか撮りたかったんです、葵のカメラで愛斗さんと』



『…』



理解できずにいる俺に裕季は続ける



『赤磐さんと最近久しぶりに仕事してその時に葵に久しぶりに会って話してるうちに愛斗と撮りたいなって言ったら赤磐さんが楽しそうだからしちゃおうかって話しになってさ』



『マジで』


『マジで…だから楽しく撮りましょ…はい笑って』


言われるがまま始まった撮影



でも撮られてるうちに楽しくなってきて気づけば笑いながらめちゃくちゃ楽しんでいた


『は~い終了ですお疲れ様でした』


『マジでめちゃくちゃ楽しかったわ』


『本当にな…ありがとうな愛斗』



『裕季さんこそありがとうございます』

『よお…二人とも最高な顔してたな』


赤磐さんは笑いながら言う