〔編〕『はいありがとうございます』


こうして無事に?なんとか終わった



『水無月先輩…あれはなしてますよ』



そう言い先輩に駆け寄ると


『お前がなかなか俺に言ってこないのが悪い』


『…』


何も言えないままの俺に先輩は一つの紙を渡した




『行けよ…一週間後葵と赤磐さん帰ってくるってさ』



『マジでですか?ありがとうございます』



そう先輩が渡した紙には時刻が書かれていた



一週間後俺は葵を迎えに行く




水無月先輩と別れて俺は直ぐに真琴先輩に連絡する




一週間後の予定を聞くと




葵が帰って来る日の前日の夜から一週間急に休みになったと言われた



多分全部水無月先輩から聞いていたのだろう


そして俺の為に無理やり予定を開けてくれたんだと思う



それを言わないのはきっと真琴先輩の優しさなんだ




そうして休みまでの期間は寝る時間も無いくらい働かされた