でも俺には葵しか居ないから




どんなに噂されても俺が本当に大切なのは葵だけだから



離れた2年でわかってしまった



葵の存在がどれだけ大きくて


どれだけ大切だったか



だから俺はずっと考えて居た



夢を掴んで自信が持てたら葵に会いに行こうと



でもまだそのまでの自信は持てずに居た



『そっかぁ…会いに行くのか?』



先輩もまた俺の思いに気づいているのか聞いてきた




『まだ考えてます…俺まだそんなに強く無いからでもいつか必ず会いに行きます
まぁ何処に居るのかわからないんですけどね』



俺は素直に今の気持ちを話した



『まぁ本当に会う気になったら俺も協力するから相談しろよ』



相変わらず先輩は昔と変わらず優しく言う



『ありがとうごさいます』



先輩に頭を下げて俺は呼ばれてる副社長に会いに行く






『愛斗…お前は最高にカッコいいぞ…自信持ってよ』



歩き出した俺に水無月先輩は笑顔で叫んだ




俺は何も言わず笑った