睦月と歩に支えられて俺たちは空港出た



泣いても泣いても涙は次から次へと出てくる




でもきっとそれはもしかしたら葵も同じなのかも知れない



いや葵の方がもっと切ないのかもしれない



それでも涙を止める事は出来なくて



結局泣きつかれて眠るまで泣き続けた




翌日俺の目は腫れていた





結局葵からのプレゼントは開けないまましまった




開けてしまったらまた泣いてしまいそうだから




もう葵は居ない



だからもう泣かない


俺は俺の夢に


そして葵との約束を守る為に駆け抜ける



それが今の俺に出来ることだから




1日でも早く夢を叶えるために



もう後ろは振り返らない



前だけをみて皆と前に進むんだ




葵に再会できたときもう一度葵が俺に惚れてくれるくらいの


いい男になる為に




もう泣かない



もう立ち止まらない



そう決めたんだ