先の見えない不安だけを残し季節は春になっていた




真琴先輩大和水無月先輩は卒業した





卒業式皆で大泣きした




サプライズにライブも行なった




先輩たちは喜んでいた




そして皆別々の道へ進んでいった



真琴先輩は音楽を学びたいと音大へ



大和は普通に大学に


水無月先輩は経済学部の大学に進学した



真琴先輩と大和はバンドを続けたい


そう言ってくれたから続ける事にした







俺たちはクラスが別れた




結局未来は見えないまま俺は就職の道を選んだ




就職組の俺と睦月と葵




進学組の歩とすみれ



それでも放課後は皆で集まって遊んだ






でも夏を過ぎると歩とすみれは受験に専念するためにあまり会えなくなった





睦月は夏休み前に母さんの紹介でスタイリストのバイトを始めスタイリストとしての夢を描き始めそのままスタイリストの卵としての就職が決まった



葵は赤磐さんの所のバイトをがんばっていた


最近は赤磐さんにカメラ関係の仕事に付きたいと相談している