しばらく沈黙が続く


そして意を決してもう一度葵に聞く



『嫌いになった?』



そんな俺に葵は首をふり話す



『ならないよ…愛斗がいい…本当はめちゃくちゃ怖かった…だから愛斗が来てくれた時嬉しかった…
でも愛斗抱き締めてくれなくて…怖かったもう抱き締めてもらえないんじゃないかって…』



葵が俺を嫌いになった訳じゃ無いのがわかって嬉しかった



そして葵に言う



『ばぁ~かそんな事ないから…なぁ葵…何された…俺が消毒してやるから』



そう言い俺は背中の痛みなんて忘れて葵がされた事を全て聞き消毒した




全てを俺の感覚に変えたくて



葵を抱き締めた





結局俺は次の日に無理やり退院した




葵の側に居たかったから




家に帰り部屋で葵とずっと一緒に居た




赤磐さんの弟の話もちゃんとして誠意を見せる事で許す事にした




橘達は学校をやめた



そしてやっと平穏な日々を取り返せた