水無月先輩が自分と付き合いながらも葉月先輩を思い続けて居たことを


葉月先輩が水無月先輩を思い続けながらも自分達を応援してくれて居たこと



本当は二人が思い合ってたこと


知らないふりをして二人の間に自分が居たこと


そうしてでも一人になりたくなかったこと


俺と出会い先輩達の気持ちを痛いほど知ったこと




そんな時に葉月先輩と水無月先輩が二人で居た所を見てもう側には居れないと思ったことを


キスをしているのを見たこと


水無月先輩への気持ちが恋じゃなかったこと


沢山話してくれた


俺は葵を抱き締め言った


『もう俺が側に居るから』


葵は葉月先輩と水無月先輩に悪いことをしたと何度も言っていた


だから俺は言ったんだ

水無月先輩も葉月先輩も葵も皆がみんな大切な存在だから誤解が生じて起きただけだと


だから後は時間が解決してくれると



葵はやっと泣き止んでくれて



俺は葵の痛みをどれだけ理解できるかわからないけど全てを受け止めようと思ったんだ



葵の弱さも苦しさも全部