そしてまた俺を見て言う


『二人にはちゃんと言ったよ二人が幸せならいいってでも葉月ちゃんはずっと誤解してる…

私が如月くんに惹かれてるのを知ってるから祐季が私から離れたって…

祐李がまだ私を好きだって…

何度も話してるのにわかってくれない

だからもう話したくないし本当は如月くんと一緒のバイトって聞いてめちゃくちゃ不安だったりするし…だからね』


霜月が泣きながら話す

もう内容なんてめちゃくちゃだったけど

きっと今霜月が思ってる事は俺と一緒


『霜月…好きだよ』

俺は今まで言えなかった言葉を言った


『え?うそ』


俺の言葉に驚き俺を見た


『本当…ずっと好きだった…霜月が幸せならそれで良いって思ってた…でも違った…やっぱり俺は霜月が好きだから一緒に居よう』



『うん…私も如月くんが好きです』



俺は彼女を思いっきり抱き締めた



気持ちが伝わることが…気持ちが繋がる事がこんなにも幸せなんて考えもしなかった



そこからコンビニ迄は手を繋いで行った



もちろんコンビニを出てからも家に着くまで手を繋いでた