『そうか。じゃあ説明もするけど、実際に見てもらったほうが分かりやすいから。』


『この地下をね!』


「えッ、なんもないじゃない!」


凛々が言った。



『あるんだよ。さっき私が入ってきた所があるから。』


と言うと、ハヤシはトンネル内部の壁に向き合った。



『ここだよ。』