キーンコーンカーンコーン……
鐘がなる。
少しだけうるさいのが収まった。
「じゃあ教室入るよ。」
少年はちょっと緊張ぎみのようだ。
二人は教室に入っていき、黒板の前に立った。
「ほら静かに!前を向いて。」
女の人が言う
普段とは違い教室の全員が前に注目した。
「せんせ~この子だれ?」
一番前に座ってる小さな女の子が先生に聞いた。
「今紹介するからね。亜希ちゃん。」
「はい、じゃあみんなに名前教えてあげてくれるかな!?」
「かわぐち、じゅんぺいです。」
「はい、みんな拍手!」
パチパチパチ…
「机はね、あの一番後ろのハヤト君の1つ前に座って。」
「はぁい。」