扉じゃなくてがっかりしている俺。


仕方なく光に近づいたが、足がついていかず、つまずいて慌てて光の近くに手をついた。




しかし、4人とも驚く事が起きた。


一瞬で俺が消えたのだ。


いや、正確に言うと俺だけ外に出た。


びっくりした俺。
そして、目の前にはトンネルが広がっている。


なにが起こったかわからず、思考回路ゼロ。




しばらくして


純平、凛々、亜希も外に出てきた。


「隠し扉じゃん!」
俺は叫んだ。


扉がクルッと回転して、また元に戻ったのだ。



「うちもまじびっくり!隼人いきなり出て扉閉まるから焦ったよ!!」

亜希が言った。



「暗闇からやっと解放されたわ。」


「にしても、出てきたのがトンネルかい!」

大阪弁がトンネルに響く。



おそらく"地下"を通っているトンネルだろう。


高速道路のトンネルみたいな感じで、オレンジ色のような光がずっと続いている。