凛々の後についていくと、純平達がいた。

全員携帯のライトを照らしている。そうしないと本当に真っ暗になってしまう。

「すごいな、ここ!」

俺はすごい興奮している。


「うん!!電気とか無いのかな?」

亜希が言った


「さすがにないんじゃない?!」

「ないと困るわ~。先頭の俺が一番危ないし!もし下水道とかあって、落ちたらどうすんねん。」


「110番するから大丈夫だから安心しろよ!(笑)」


「ふふっ(笑)」

凛々が笑う。


「絶対110番しろよな!せぇへんかったら…」

「わかったわかった!大丈夫だから進んで!」


亜希の言葉で、純平がゆっくりペースで進みはじめた。


たった今、俺は気づいた。道が下り坂のような気がする。


少しずつ下へ下へ行ってるのか……。