「ちょっと行ってみようぜ!」

おれは謎の穴に入ってみたくて、ワクワクしていた。


「うちが先だからね~!その次は凛々で、最後に隼人!!」


「決まりかよ!
仕方ねえなぁ。携帯で明るくしとくから降りなよ。」


俺は携帯を取り出して明るく照らした。


すぐに亜希が穴に向かい、中に入っていった。


次に凛々が降りて行く。

〈トーン…〉

凛々が下に降りたみたいだ。


よし。
俺も行こう!



携帯を閉じて、はしごを使い降りる。



暗いので非常にゆっくりではないと、踏み外しそうだ。

地上から地下に降りる途中で、空気がひんやり感じた。



〈ストーン……〉


俺は階段を降りて、コンクリートの上に着地した。

すごく音が響く。


「あれ、凛々いねぇの?」


「隼人こっちよ!!」

凛々の声が奥から聞こえる。純平達は少し先に進んでいるようだ。