「この穴なんだろうね!?ってゆか、純平の携帯。(笑)」

少しの間、純平の携帯のことを忘れてた。そこを突いて亜希が笑った。


「お前ら人事だと思っとるやろー!」


「待てよ!今お前の携帯にかけてみるから。」


俺は携帯を取り出して、純平の携帯に電話した。


〈…プップップッ〉


「バイブでしょ!?」
純平に聞いた。

「おう!」



〈…ブー、ブー、ブー…〉

バイブの音が床板の下の方から聞こえてくる。

やはりあの穴から落ちていた。


「ほな、板ぶち壊して下に取り行くわ!」