今日はカトレアのドレス日。
店内を、カラフルな蝶が舞い飛ぶ。
その中に…シックな蛍が一匹。
月子はいつも通りスーツを着ていた。
修二に疑問が生まれた。
ん?
大和撫子たるもの、肌を見せる事に抵抗?
それとも…まだ新米だから、ドレス持ってないとか?
あれこれ思い巡らすが…敢えて、月子には聞かなかった。
「月子、こうゆう所って同伴日とかあるんだろ?」
「月に四回は強制的よ、後は何回でも…」
「俺と…同伴してみっか? 俺も一度経験したいよ」
修二さん…店外で会うのは初めての事、どうしよう。
嬉し恥ずかし……あっ! それよりも、この肌………。
この頃、月子は、ふと病気の事忘れている事があった。