こちら修二の方……旅の準備をしながら、月子を想っていた。
月子…明日、必ず来るよな。
俺らは、あの日あの時初めて会った瞬間から…結ばれる運命だったんだよ。
一生離すもんか、この世の果てまで、お前を守ってみせる。
これが愛と知ったよ。
親には教える事が出来なかった…自分で探し、見つけ、掴んだ愛だ。
愛を知らずに生きてる親父やお袋、兄貴は可哀想な奴、今となっては、憎しみより…憤りより…哀れみを感じるよ。
家族ん中で…一番幸せ者は…この俺だった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…