月子は決心した、この魂が求める場所に進むと……。

月子は、そのままソファーで転た寝した。

6時にドアの閉まる音で目が覚めた。

原田が家に帰ったようだ。

波照間島 出発は明日。

店はどうしよう…修二さんが後始末してくれるって言ってたけど…迷惑はかけれない。

とにかく、今日までの従業員の給料を何とかしなければ。

月子は机に向かい計算を始めた。

万が一の為に、隠し金は僅かだが持っていた。

旅の支度は……まだ今から、本格的に始める訳にはいかない。

大事な物だけ纏めておこう。

今日はいつも通りに店に出て、誰にも気付かれてはいけない。

店から帰ったら、部屋には原田がいる、いつも通りの態度で、原田に安心感を与えなくては……。

次の朝、原田は6時に帰る。

それから急いで、スーツケースに荷物を詰めよう。

筋書きは出来た…後は、手順通りに動かなくては…失敗は許されない。

修二さん待っていてね、あなたに走って行くから……。