バー黒猫を出た修二は、月子に会えた、この上ない喜びを隠せなかった。 時は流れた、月子よ、もう昔に戻れない事は知っている。 何をどう足掻いたところで…俺は人を一人殺した。 お前には相応しくない男。 が、俺はこれからも先、ずっとお前に想いを抱き続けるだろう。 片想いは自由…そうだろ? 何かあった時は、この命かけても助けてやりたいよ、俺の観音さん。 月子さんよ…元気でいてくれてよかった。