これから、私はどうなるのだろう?
缶ビール、グラスにも注がないで、タバコの煙りプカプカ吐きながら、寝そべって、テレビ見て笑ってるズングリムックリ。
バーコードの頭、恥ずかし気もなく私に向けている。
このズングリムックリの滞在期日は?
そんな期日なんて…ある訳ない事、月子自身が一番知っていた。
この人は、ずっと半永久的にここに居続けるだろう。
例え…私がこの部屋出て行っても、多分追って来るに違いない。
って事は…部屋じゃなく、私に居続けるんだ。
もしかして…このズングリムックリから逃げられないのでは……
月子は身震いした。
これを、身から出た錆?自業自得と呼ぶの?
メイク落としていたら、原田がトイレから出て来た。
そして、私の後ろを過ぎ、黙ったままベッドへ……。
ズングリムックリは私の体を待っている。