修二は決心していた。
月子に全て話すんだ。
丸裸になり、俺の背にしょってる魂もあいつに見せる。
それで…月子が俺を嫌うなら…それは仕方ない事さ。
5千万の金何か、今の俺に用意する事なんか不可能だ。
親には、もう死んでも言えねぇ事わかったよ。
稲田のたま……人殺しもしたくはない。
とするなら、今のまま、別に若頭に何かなれなくたって、跡目何か継がなくてもいいや、組から抜けれないなら、このままの状態でいい。
極道の俺を月子に理解して貰うしかない。
が……これは、あいつが俺に惚れてくれてる上での話。
もしも、月子が、商売で俺をただ一人の客として見ていたのなら……それはまた別問題だけど……。
取り敢えず…あいつ、月子の気持ちを確認しなけれりゃ……。
勝負は日曜日……。