大山の本音…修二には懲役なんか行ってほしくない。 殺し屋に頼めば、安い銭で済む話し。 あれだけびびらしときゃ、必ず最後には、親から金を引き出してくると読んでいた。 出口なき迷路に入った修二…この時初めて知った……この世界の泥沼を、大山の腹黒さを………。 知るのが遅過ぎる、もう後の祭りよ。 が……たった一つの希望がまだ残されていた。 夜空から照らしてくれている月の光……。 月子~