2人は遊びに行って

あたしと夏実はおしゃべりしていた


「直輝とよりもどってよかったね!」


「うん♪実咲があのとき言ってくれてなかったらあたしたち別れてたかも」


「でもあたしは信じられないの?って言っただけだよ?」


「信じるって言葉の意味は重いよ?」


夏実がしみじみしながら話し始めた


「実咲もそうだったでしょ?
春奈の態度が一変したとき､
信じられなくならなかった?」


「うん」


「でもそんな時勇気をくれたのは
大野兄弟でしょ?」