「…」

なにだまたんの?



やってらんない。


私はその男子をおいて教室に戻った。

「ねぇ、そこの小さいの!」
階段の上の方から声がした。
「はぁ?」
こいつなに?
小さいのとかウザッ

「俺と付き合おっ」
………。
「罰告?だったらうざいからやめて。」

「…。」
やっぱり罰告なんだ。

教室かえろっ
いきなり腕をつかまれた。

「おいっ」
うるさいなぁ
「なに…ょ…んっ」
なに?この感触…。
柔らかい。キス?
ほっぺに触るサラサラの髪。
心地よかった
「…。」
「顔赤いよ。」
ふっと彼は笑った。
よく見たら、
サラサラの髪で
前髪が少し長くて
前髪で少し隠れた目
髪が似合わない顔で
整ってるとは言いにくい
普通の顔。
160㎝~170㎝くらいの
高い背


なんかずっと見ていたい気分…。
「惚れた?」
はぁ?
「ありえないんですけど」
そぅ。ありえない。
こんな会ってすぐにキスするような
チャラ男。
私も嫌だし回りも反対するに決まってるんだから。
「もぅ私の前に現れないで。」
こうでも言わないと、またキスして来そうで…

私はその場から走って逃げた。