そしたらクラスの女子が私を見るとコショコショ話を始めたり、クスクスと笑ったりをした。


やっぱり一時間さぼったからかな?


最初はこのくらいにしか考えていなかった。


まさかこれが悪夢の始まりだとは、思いもしなかった。


この日から私の平凡な日々は音を立てて崩れ始めた。


その日はずっと私は笑われたままだった。


――なんで空くんは黙ったままなの?