家に帰った私は、なぜか晴れ晴れとした気持ちだった。


きっと羽月のおかげ。


それからというもの、私はすっかり元気になった。


きちんと高校にも行った。


私はね、空くんに出会ったこと、後悔なんてしてない。


むしろ、感謝してるよ。


もうね、二度と一緒に会話とかできないかもしれないけど…


それでもね、ずっと私は空くんのこと、忘れないよ。


なにがあっても絶対。


空くんの分まで生きるから。


生きてみせるから。


だからね、信じて。


空くんも、私のこと忘れないで。


私は空くんにもらったいろんな思い出を抱いてずっと…ずっと生き続けるから。


もしも私が空くんのとこに行くときは迎えにきてね。


またね、空くん。