翌朝、私はいつもより5分だけ早く家を出た。


そういえば、付き合って今どのくらいだ?


まぁ…いっか(笑)


それにしても空…綺麗だな♪


あの日もこんなふうに青い空がずっと続いてたよね。


この空は…どこまで繋がってるんだろう?


この広い空を自由に飛べたらどんなに気持ちいいんだろう?


そんなことを思いながら歩いていると、羽月が小走りでやってきた。


「美奈ごめん!」


「大丈夫だよ♪」


「そうだそうだ!プレゼントちゃんと渡せたの?」


「渡せたよぉ♪たぶん喜んでくれた☆」


「デートは成功した(笑)?」


よしきたぁ!


「それがですねぇ…」


「待った!!歩きながら話しましょう。」


…チッ!!


「わかったよぉ…まぁ…かくかくしかじか…」