「美奈…感じすぎ(笑)」


「うっ…うるさい!」


「ごめん美奈…こんなとこで襲っちゃって…俺、自分勝手だったな…」


「――っ!そんな悲しそうな顔しないで?私だって嫌じゃなかったよ!」


「そっか…ありがと。」


「あははは!空くん今日、ありがとうかごめんしか言ってないね(笑)」


「…美奈こそうるさいし(笑)」


そう言って私の頭を撫でる空くん。


「あっ!ちょうど今てっぺんだよ!!めっちゃ綺麗♪」


「おっ!!そうだな♪」


『ちゅっ…』


今度はどちらからともなく自然にキスをしていた。


「空くん…」


「どうした?」


「来年も行こうね!!」


「あぁもちろん!」


そして私たちは会話もなく景色を眺めていた。


来年も行けるようにと願ながら…