そのあと私たちはメリーゴーランド、コーヒーカップの順番で乗った。


「そろそろ暗くなってきたね!!」


「…そうだな。」


「ねぇ…最後に観覧車乗ろう?ダメ…かな?」


「ダメじゃないよ!行くか!」


よかった…


「ありがとぉ!」


「なんかしんみりしてきたな!」


「そうだねぇ…」


「明るくいこうぜ!せっかくのデートなんだからさ!」


「ありがとぉ…空くん…大好き…」


「泣くなよぉ(苦笑)」


「ごめん…でもなんか涙止まんないや…こんな私…嫌われちゃうね…?」


「泣くなって…ほら。おいで?」


『ぎゅっ…』


「泣きたかったら俺が胸貸すから。話ならいつでも聞くから。嫌いになんて…ならないからな。」


そう言って私の頭を撫でる空くんが愛しくてたまらなかった。


こんな優しい人…きっとほかにいないね。