『う゛ぁぁぁああぁぁぁ』


「きゃーーーーーー!!」


「美奈…声でかい…」


「し…仕方ないじゃん!!」


「ほら…手繋ぐ?」


「う…うん。ありがと…」


やばっ…胸きゅんだし…


顔絶対に真っ赤だよぉ…


「美奈ビビりすぎだよ?」


「びびってなんかなっ…きゃっ!!」


『ぎゅっ』


「ちょっ…美奈?」


名前を呼ばれ、堅くつぶった目をあけると私は空くんに抱きついていた。


「あっごめん…」


「いいよ。美奈以外は嫌だけど、美奈可愛いから…」


「―――っ!///」


「美奈。もう出口ついたよ。お疲れ様でした(笑)」


結局私は空くんと手を繋いだままお化け屋敷を後にした。