―日曜日―


結局私たちは遊園地に行くことになった。


私の家まで空くんが迎えにきてくれる。


楽しみすぎて、嬉しすぎてもう待ちきれない私。


(まだかな…?)


――ピンポーン


あっ!きたぁ♪


玄関の前で待っていた私はすぐにドアを開ける。


私を見た途端目を見開いてあからさまに驚く空くん。


そう…だって今日は、いつもは適当に下ろしていた髪をしっかり巻き、ふわふわとしたレースのついたピンクのワンピース。


そこにワンポイントにでかめの茶色いベルト。


いかにも雰囲気が制服と違うから、驚くのも無理はない。