「ごめん」

本当に申し訳ない…

頼まれてしまうと嫌と言えない性格というか癖というか。

まったくもっていらないところ。

優しさなのか、ただの押しつけられただけなのか・・

自分でも曖昧なんだよ。


少し考えてしまうと、シャーペンをもつ手を休ませてしまい帰れなくなってしまう。


そんなあたしを横で見てた愛美は


「優しいとこが千秋のいいところだけど、嫌だって言えないとこがダメなとこだよね。」
もっとしっかりしなきゃ、そぅ言って愛美はバシッと音が聞こえるんじゃないかっていうぐらいあたしの背中を叩いた。

こんな風にまっすぐに言える愛美の強さには本当に尊敬しちゃう。








でも最近はこんな放課後が嫌いじゃなくなったんだ。