「起きた?」
ビックリした。
いきなりかけられた,私の好きなハスキーな声。

悠の声。

「あんま寝れなくって。30分くらい前に起きちゃったんだよ。」
「そか。オハヨ。」
普段は朝不機嫌なのに,夜のテンションが続いてるらしい。
無愛想でない。
「おはよ。」
微笑んだ悠に惹かれてしまった。

「下行くか。」
「うん。」
私は悠について,一階へと行った。