私が野菜を包丁で切っていると、
悠がこちらを見ていた。
「…何?」
「いや、包丁裁き上手いなーって。」
トンッ
野菜がある場所から随分離れたまな板を切ろうとしていた…
「ありがとう」
「何?俺に褒められて動揺してんの?」
ホント、俺様ドSなんだから…。
とか思いつつまた関係ないとこ切ってる。

「可愛い…」
小声で呟いていた。
聞き取りにくかったが、そう聞こえた。
(可愛いって…言ったの?)


数分後、。