夢さいど










私はぱたんと虚しく閉まったドアを見つめる。









なんであんなにイライラしていたんだろう?








あ、私の癖にこんな手紙を貰ったからだろうか?









「…でも…なんだか嬉しい…」









うん。



すっごく嬉しい。










まだ自分に嫉妬してくれたのだと
決まったわけでもないのに、







勝手に思い上がってる自分がいる。








「…こんな考えやめなきゃ。」




そう思ってもニヤ付く顔は止められない。