もしくは父親から逃れて
結婚をするか。
本当に悩んだよ。
もちろん君と離れたくない
という思いが強かった。
…でも…でも…
よく考えてみれば、
たったの三ヶ月間。
三ヶ月間、君と離れていれば
三ヶ月間、俺が頑張れば
夢との結婚が認められる。
夢と幸せに暮らすことが出来る。
だから君に黙って、
別れのメールをして、
君の前から去った。
君に本当のことを打ち明けてしまえば
三ヶ月もの間、君なしでは
頑張れない気がしたんだ。
…今、思えば黙って夢の前から
去ってしまったのがいけなかったのかな?
俺が三ヶ月を終えて夢の家に行った時には
既に夢はどこにもいなかった。
遅かったんだ。
だから俺は調べに調べて、
この手紙を書いている。
俺がしたことは
許されることじゃないと思っている。
でも、信じてくれ。
俺は夢が、佐伯 夢が大好きなんだ。
今度こそ大切にする。
もう二度と離したりはしない。
もう一度、やり直さないか?
愛している。
北原 凌
080-***-***
もしよかったら電話をくれ。