**健二**

『ねえ~聞いてる?悪面面くん。』

さっきからうるさい女...。
名前は三浦愛だっけな?

『うっせいな..昼寝の邪魔するな』

『ホント...無愛想ねぇ、関心しちゃうわ』

ブチッマジで失礼な女。
なんで、こんな奴が俺の席の隣なんだよ...
うるさくて寝れねえし...。


『おい、ナルシ……』
俺が言い終わる前に女は、すごい睨んで怒ってきた。

『ハァ、あんた…誰がナルシストですって??』

『あぁ?!かかってくるならかかってこいよ。女が俺に勝てるわけねぇだろ。』

『ニヤリッあっそうwwじゃあ、試してみる?』

『へっ?』


...ドコッバキッドスッ


『ごめんなさい、もう口答えしません。』

この女のこと油断しすぎた。
俺、喧嘩とか負けたことないのに...
ってか、何で説教されなきゃなんねぇんだよ。


ザワザワッ

当たり前だか、教室はめちゃくちゃざわついてる。

〃あのかわいい転校生スゲー〃とビックリするやつ。
〃猿渡が負けた〃と怯えてるやつ。
〃かわいい~〃と意味不明なやつ。

とにかく、ざわついてる。
センコーも驚きすぎて固まっている。


俺のプライドが...。


絶対にこの女に勝ってやる―…