♯ISORA

「……わかったか?」

その言葉は、ただの音の固まりとしてしかとらえられなかった。

なんなんだ?

目の前で見たはずの光景が、信じられない。

オレ自身が見たことを、脳が、理解しようとしない。

なぜなら、ありえるはずがないからだ。