♯MADOKA

まさか、ここで射空に会うとは思わなかった。

あいつが南を好きだと言い出してから、実際に告白するまで。

ずいぶん時間がかかったのは、半分は俺が妨害していたからだが(半分は射空自身の性格の問題だ)、射空は気づいてはいないだろう。

あの、お人好しは。